バレル研磨
バレル研磨とは、製造品を仕上げ、研磨する手法のひとつです。研磨は摩擦の力を利用してバリ取りを行い、表面に光沢をつけるための工程です。
弊社が加工した与圧バネはスターリングエンジンに採用されポータブル低温冷凍冷蔵庫に搭載されています。その中の1台はJAXAの宇宙ステーションで今も活躍しています。
回転バレル研磨の特徴
いくつかある研磨法のなかには手作業が必要となるものがありますが、手作業だと仕上がりにばらつきが出てしまいます。バレル研磨の場合には装置で混ぜることで作業担当者に関係なく仕上がりを一定にすることが可能です。またタンクの中に複数の製造品を投入するため、多くの量を一度に研磨することができます。。
バレル研磨の際に製造品と一緒に入れる部品として下記のようなものがあります。バレル研磨ならではの言い方をする場合もあるので覚えておくといいでしょう。
・コンパウンド:研磨の働きを助ける「潤滑剤」で、液体と粉末の2種類があります。
・水:コンパウンドと一緒に入れます。
・メディア:研磨石。セラミックや天然石など複数種類あり、研磨用途で使い分けます。
・ワーク:製造品。工作物やパーツとも呼ばれています。